生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)に向けて、条約の実施の効率化や運営等を話し合う第4回実施補助機関会合(SBI4)が、5月21日から5月29日まで、ケニア共和国・ナイロビで開催されます。SBIは、生物多様性条約の助言機関として、条約の実施の効率化や運営等のテーマを扱います。例えば、資金メカニズムへの要請、条約間連携、主流化、広報や普及啓発などが挙げられます。

国際自然保護連合(IUCN-J)では、SBSTTA26に引き続き参加し、現地からの報告を行う予定です。

第4回実施補助機関会合(SBI4)の概要

会議名称:第4回実施補助機関会合(SBI4)

Fourth meeting of the Subsidiary Body on Implementation

公式ウェブサイト:https://www.cbd.int/meetings/SBI-04

開催期間:2024年5月21日(火)~5月29日(水)

場所:UNEP本部、ナイロビ、ケニア

議題

1. 組織に関する事項
(a) 会議の開会;
(b) 議題の採択と作業構成
2. 実施状況のレビュー:国別目標設定の進捗状況と、生物多様性国家戦略および行動計画の更新
3. 計画、モニタリング、報告、レビューのためのメカニズム
4. 資源動員および資金メカニズム
(a) 資源動員;
(b) 資金メカニズム
5. 条約及び議定書の下でのキャパシティ・ビルディング及び開発、技術・科学協力、クリアリン グ・ハウス・メカニズム、知識管理:
(a)キャパシティビルディングおよび開発、技術・科学協力、クリアリングハウス・メカニズム、知識管理;
(b) 名古屋議定書のためのキャパシティ・ビルディングおよび開発行動計画
6.コミュニケーション
7. 他の条約および国際機関との協力
8. 条約とその議定書に基づくプロセスの有効性のレビュー
9. 名古屋議定書(第31条)の有効性の評価とレビュー
10. 主流化への長期戦略的アプローチ
11. 条約の作業計画のレビュー
12. 締約国会議の複数年作業計画
13. 運営および予算に関する事項
14. その他の事項
15. 報告書の採択
16. 閉会

今回の国際情報収集および発信は、経団連自然保護基金および地球環境基金の助成を受けて実施しています。