沿革

IUCN-J、IUCN-J会員の動き
IUCNと日本の関わり
国際社会・日本社会の動き
1948

国連のユネスコ支援の下、フォンテンブローで19の政府代表、7つの国産団愛、107の国内団体の代表者が33か国から出席して国際自然保護連合(IUPN) 発足。第1回パリ総会開催

大戦前後し、植民地を持つ欧州各国のアフリカの自然保護、北米・南米の自然保護問題を注目し、国際的な自然保護の機運が高まる

1951

国立公園協会、IUCNに正式加盟

1952

日本自然保護協会、第3回IUCN総会に参加

1955

IUPNより日本自然保護協会に「日本における絶滅に瀕した動植物レポート」の提出要請

1956

日本自然保護協会、IUCNに加盟

第5回エジンバラ総会で、国際自然保護連合(IUCN)に改称

1958

第6回アテネ総会で日本自然保護協会田村理事長が名誉会員として推薦される

1960

日本自然保護協会、IUCNに財団法人として正式加盟

1962

日本自然保護協会田村理事長が第6回アテネ総会(1958)で発案した世界国立公園会議をシアトルで開催

日本、全国総合開発計画閣議決定

1964

東京オリンピック開催

1966

IUCNレッドデータブック第1巻「哺乳類」第2巻「鳥類」発行

1972

国連人間環境会議開催(ストックホルム)、人間環境宣言発表

世界遺産条約採択・MAB(人間と生物圏)計画提唱

1973

ワシントン条約採択

1980

日本で「世界自然保護戦略(World Conservation Strategy)」が発表されたのを機に、IUCNに加盟する国内の団体間の連絡協議を目的に国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)設立

IUCNが国連環境計画(UNEP)の委託により、世界自然基金(WWF)などの協力を得て地球環境保全と自然保護の指針を示す「世界自然保護戦略(World Conservation Strategy)」策定。持続可能な開発の考えを打ち出す

ワシントン条約、日本で発効

ラムサール条約、日本が批准、釧路湿原を登録

1982

国連環境計画(UNEP)特別会合(ナイロビ会議)において、「世界自然保護憲章(ナイロビ宣言)」採択

1988

コスタリカ総会
白保サンゴ礁の保全を求める決議

「生物多様性」が国際的キーワードとして初出

1989

日本自然保護協会、IUCN-Jの事務局となる

IUCNより植物種のレッドデータブックの協力要請。日本初のレッドデータブック『我が国における保護上重要な植物種の現状』を日本自然保護協会・WWFジャパンが制作・発行。

1990

パース総会
白保サンゴ礁の保全を求める決議

1992

国連環境開発会議(UNCED、地球サミット)開催。気候変動枠組条約と生物多様性条約への署名が開始され、「環境と開発に関するリオ宣言」、「アジェンダ21」、「森林原則声明」の文書が合意された

生物多様性条約、日本が批准
世界遺産条約、日本が正式加盟

1993

白神山地・屋久島、世界自然遺産に登録

1994

ブエノスアイレス総会では、堂本暁子参議院議員(当時)が日本人で初めてIUCN理事・副会長に選出

1996

第1回世界自然保護会議(WCC)モントリオール開催

1997

IUCN50周年セミナー

1999

国連総会でIUCNが公式オブザーバとなる

2000

2000年代、IUCNのSSC、種保全プログラム、野生生物貿易プログラム、水資源プログラム、CEC、侵入種専門家グループなどの専門委員が多数来日、IUCN-Jメンバーとの意見交換会を開催。
こうした意見交換会、WCC、CBD-COPおよび、CBD-COPの準備会合であるSBSTTA、OEWG、ARCF(アジア地域フォーラム)などの国際会議情報をWEBサイトで発信開始

アンマン総会で、タイ駐在赤尾信敏大使(当時)が理事に選出される

2001

IUCN理事会において正式な国内委員会として承認される

2004

イルカ氏が、IUCNとして初の親善大使に就任

2006

レッドリスト小冊子『IUCNレッドリスト 生命の多様さとその危機』発行。2010年まで毎年更新

2006年から生物多様性条約についての勉強会をシリーズで開催

2007

国際シンポジウム「生物多様性条約 ~世界と日本を結ぶ国家戦略をめざして」開催。生物多様性条約事務局長を招聘したことを契機に、日本政府としてCOP10ホスト国として立候補することが決まる

2008

「地球に生きる生命の条約~生物多様性条約」発行。以降、改定増刷を実施

バルセロナ総会で小池寛治氏(2008-2012)理事に選出される

2010

CBD-COP10 ホスト国のNGOとりまとめ役としてIUCN-JはNGOミーティングを主催

生物多様性条約第10回締約国会議(CBD-COP15)愛知県名古屋市で開催。愛知目標、名古屋議定書採択

日本のNGOセクタからの提案で、国連生物多様性の10年(2011-2020)採択

2011

愛知目標を達成するため、国内の取り組みを登録する「にじゅうまるプロジェクト」開始

おりがみアクション、田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト開始

国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)の運営委員となる

国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J・事務局:環境省)設置

2012

チェジュ総会で、北島信一氏(2012-2013)理事に選出される

2013

『愛知ターゲットガイド』発行

「市民が守る保護地域プロジェクト」発足

堀江正彦氏が(2013-2021)が理事に選出される

アジア保護地域会議(仙台)を、環境省と共催

2014

にじゅうまるCOP1開催(大阪)

『地球の生きる生命の条約~生物多様性条約~』『今から始める生命のアクション』発行

2015

『生物多様性の新たな潮流~民間保護地域の今とこれから』発行

2016

にじゅうまるCOP2開催(名古屋)

2018

にじゅうまるCOP3開催(東京)

IUCN70周年記念シンポジウム「自然を基盤としたSDGsの達成 ~日本から世界に発信する新しい協働~」開催(東京)

2020

2011~2020までに756の団体が1085の取り組みをにじゅうまる宣言

にじゅうまるCOP4開催(名古屋)

2021

次なるコロナを防ぐために、IUCN-Jほか11団体で 「人と動物、生態系の健康はひとつ~ワンヘルス共同宣言」を発表。

2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)の委員となる

マルセイユ総会で星野一昭氏が(2021-)理事に選出される

東京オリンピック・パラリンピック開催。

2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF・事務局:環境省)設置