加盟団体になるには

IUCNに加盟する意義

IUCN本部への加盟の意義とメリット

  • IUCN会員としての世界的な自然保護の担い手となる、そのことがもたらす社会的信頼(科学を重視する団体、歴史ある団体、国際的な自然保護政策の推進役、世界中の人々を集める力を持つIUCN)を得る
  • 世界や国内の自然保護政策の担い手としての影響力を持てる
  • 世界の自然保護に関する集合知の一員となる
  • 政府・NGO・専門家とのパートナーシップやネットワークを構築できる
  • 世界の自然保護に関する科学、実践知にアクセスでき、団体の能力育成ができる

IUCN-Jへの加盟のメリット

  • (1)のメリットを活用するためのサポートが得られる(これまでの経緯、蓄積された情報、人のネットワーク、特に生物多様性条約)
  • 自然保護に関する世界の主要人物との意見交換に優先的に呼ばれるなど、日本にいて最新の生の声が手に入る

入会までのプロセス

1. IUCN本部への加盟

IUCNへの加盟手続きには、入会申込書(Application Form)とともに、補足情報(団体規約、すでに会員となっている団体または国内委員会から2通の推薦状、監査を受けた決算書類)を提出の上、理事会承認(年4~5回のタイミング)を得ることで会員となります。

必要な書類

  • 入会申込書
  • 団体規約
  • すでに会員となっている団体または国内委員会からの推薦状×2
  • 監査を受けた決算書類

入会手続きにあたって不明な点、推薦団体の紹介などについては、IUCN本部・アジア事務所・日本委員会が支援することができます。 IUCN会費は、団体の事業活動規模に基づいて決定します。

2. IUCN-Jへの加盟

正会員

IUCN-Jへの加盟は、

IUCNへの入会後

  1. IUCN-Jへの入会申し込みを表明する公式文書
  2. IUCN-J指定のIUCN-J登録票フォームにてご提出の上、

年会費(財団/社団3万円、その他の団体5千円)の支払いをもって入会となります。

なお、IUCNに加盟する国際NGOの国内支部等が、IUCN-Jに入会する場合は、国内支部等そのもののIUCNへの入会は必須ではありません。(その場合、IUCN会員団体に与えられるWCCにおける発議権は発生しないなど、IUCN会員に付与される権利は与えられません)

サポート会員

IUCNおよびIUCN-Jは、各加盟団体が世界的な動きと効果的に協働しつつ、世界・各国の自然保護のための相乗効果を高めるネットワークです。しかし、そのメリットは加盟してみないと実感し難いものです。そのため、IUCN-Jでは、2021年度より「サポート会員制度」を設け、IUCN本体への加盟検討・準備期間に、IUCN日本委員会のメンバーとして共に活動できる制度を作っています。

サポート会員は、

  1. サポート会員としてIUCN-Jへの入会申し込みを表明する公式文書
  2. IUCN-J登録票フォームにてご提出の上、

年会費(一律3千円)の支払いをもって入会となります。

サポート会員は、IUCN-J会員会合等に参加し発言等も出来ます。議決権がなく、役員(会長/副会長・監事)になれませんが、運営委員への参画は可能です。

ユース会員

ユース会員は、学生や若手社会人の集まった団体に向けの会員制度です。

(IUCN本部への入会希望のユース団体は、IUCNへの入会完了後)

  1. IUCN-Jへの入会申し込みを表明する公式文書
  2. IUCN-J指定のIUCN-J登録票フォームにてご提出の上、

年会費(3千円)の支払いをもって入会となります。

ユース会員は年会費を免除することも可能です。免除を希望する場合、IUCN-J登録票の「ユース会員のみ回答」欄に年会費の免除を「希望する」を選択してください。