IUCN-Jの役割~3つのテーマ~

THEME 01

世界から学ぶ

生物多様性を守るために世界は日々動いています。IUCN-Jには、自然保護に関わる様々な条約に日本で一番関わっているNGOがIUCN-Jに加盟していることが、強みの一つです。国際条約・基準、世界各地の自然保護を主導する団体の知恵やノウハウが詰まった指針などの最新の動きや計画を共有することで、多角的にかつ正確に世界や日本の情報が蓄積しています。
世界の動きをうまく国内に活かしながら日本の自然保護活動やパートナーシップを推進しています。

世界から学ぶ
THEME 02

ネットワークと対話の場を作る

自然を守ることを専門とした団体や研究機関、関心の高い企業等と共に、世界の最新動向や日本各地の自然や保全活動現場のニーズ・情報や意見を交わすことで新しい知識やツールを生み出す機会を構築します。
IUCN-Jは2030生物多様性世界枠組実現日本会議(J-GBF)のメンバーや30by30アライアンスのコアメンバーになるほか、IUCN-J加盟団体自体の情報網も多彩です。

ネットワークと対話の場を作る
THEME 03

政策提言の場を作る

IUCN-Jメンバーには外務省(日本政府窓口)や環境省もおり、メンバー同士の小規模な意見交換や議論、公開の勉強会等の場が作られています。これらは、自然環境政策の向上のための非公式な機会として、政策形成に良い影響を与えています。IUCN-Jメンバーの中には、意見書の提出や専門家会議の委員に招聘されるなど、積極的な政策提言を行っています。

政策提言の場を作る

事務局の役割

国際自然保護連合日本委員会の事務局は、これらの役割が最大限に発揮されるよう、高い専門性と調整能力をもって取り組むと同時に、日々の運営にあたっては、自然保護に関心を持つユースを積極的に雇用し、その知識やノウハウを提供しています。IUCN-J事務局の臨時雇用スタッフ経験者の中には、その後、環境省や大手環境コンサル、環境NGOに就職したかた、ユース団体を自ら立ち上げた方など、この分野で活躍をしています。

現在、(公財)日本自然保護協会(NACS-J)が務めており、IUCNや生物多様性条約等の動きに精通した道家哲平が事務局長として、IUCN-J会長に任命されています。