2025年10月、生物多様性条約第27回科学技術(SBSTTA27)が開催され、グローバルレビューやIPBES¹報告書の扱い、気候変動や健康等との関係、PoW(Programme of Work)²など幅広い議題について議論されました。本セミナーでは、SBSTTA27の成果を報告するとともに、その成果を受けた日本で今後どのような動きが展開されるべきか、SBSTTA27に現地参加した専門家やユースも交え話し合います。

SBSTTAは、次期COPに向け、科学技術の観点から各国に助言を行う補助機関であり、生物多様性条約の実施を支える重要な役割を担っている、COPの右腕のような存在です。今回のSBSTTA27は、2022年COP15で採択された「昆明-モントリオール生物多様性枠組(GBF)」の実施を進めるため、各ターゲットの進捗把握、モニタリング、レビュー体制の整備が重要な議題となりました。

IUCN日本委員会(IUCN-J)からもSBSTTA27に参加し、現地での議論の把握、各国関係者との情報交換を通じて、様々な知見を得ることができました。本セミナーでは、これらの知見を日本国内にどのように還元すべきか、そして日本として今後どのようなアクションを取るべきかについて、専門家・ユースなど異なるバックグラウンドを持つSBSTTA27現地参加者が、それぞれの立場から得た学びを共有します。

1.IPBES:生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム
2.PoW:生物多様性条約がテーマ別に定める作業計画

<イベント詳細>

日程:12月22日(月) 17:00~18:30 
形式:オンライン Zoomウェビナー
参加費:無料、要事前登録
申込:ご登録はこちら

主催:国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)
共催:日本自然保護協会(NACS-J)

<プログラム>

1.冒頭あいさつとSBSTTA27の成果の振返り(30分) 

 - 国際自然保護連合日本委員会事務局長 道家哲平氏

2.現地参加者の各々の視点からの発表(20分)

3.質疑応答&パネルディスカッション(40分)

テーマ「SBSTTA27の成果をどう日本で活かすべきか」
進行:道家哲平氏

4.閉会(10分)