第5回生物圏保護区(BR:ユネスコエコパーク)世界大会が中国・杭州にて9.22-9.26開催されました。

会議の主要構成要素として、飲食サービスは地元料理に重点を置いています。コーヒーブレイクメニューは、伝統的な中国料理と杭州風のペストリーがほぼすべて揃っています。例えば、もち米で作られた「定胜糕」は勝利への願いを象徴しています。

メインコースには、揚げ魚や、豆腐幹や、地元でよく食べられる旬の野菜炒めなどが含まれています。

揚げ魚は杭州名物の一つです。地元産の新鮮な黒魚を薄切りにし、カラッと黄金色に揚げます。その後、醤油と醋をベースにした特製タレにじっくり浸し、深いうま味を染み込ませるのが特徴です。香ばしい風味と、外はカリッ、中はジューシーな食感が楽しめます。

豆腐干(ドウフガン)は、中国で広く親しまれている豆腐の加工食品です。その名の通り「豆腐を干したもの」が語源です。豆腐を圧縮して水分を抜き、分厚い板状に成形するところが最大の特徴です。食感は、木綿豆腐のしっかりした版を想像していただくと近く、ほどよい弾力と噛み応えがあります。味は、醤油ベースのほのかな塩味と甘み、そして八角などの香辛料の風味が特徴的です。そのままでも美味しく、素材そのものが持つ「うま味」を存分に感じられます。

これらの料理は地元の食文化を体現し、世界に向けて発信しています。

 

筑波大学大学院/IUCN-Jインターン
翁 杰瑞翌