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外来種とは

外来侵入種 事例

この事例は外来侵入種ワースト100から抜き取ったものです。 これらの生物種、他の外来侵入種に関するより詳しい情報はグローバル侵入種データベース(英語)をご覧下さい。

アシナガキアリ ナイルパーチ
カウレルパ 野生ブタ
カダヤシ ホテイアオイ
ジャワマングース ミコニア
ストロベリー・グァバ ミナミオオガシラヘビ
鳥のマラリア ヤマヒタチオビガイ

アシナガキアリ (Crazy Ant:Anoplolepis gracilipes)
アシナガキアリアシナガキアリ(その変わった動作から、英語名では、クレージー・アントと呼ばれています。)は、自然生態系に侵入し、ハワイからセイシャル諸島、ザンジバルまでの範囲で、環境的ダメージの原因となっています。インド洋のクリスマス島では、少なくとも8カ所の熱帯雨林に、複数の女王アリがいる巨大なコロニーを形成し、熱帯雨林の樹冠を含むあらゆる生息地を荒らします。アシナガキアリはまた、多くのレッド・ランドクラブ(オカガニの一種Gecarcoidea natalis)を殺しています。18ヶ月に300万のレッド・ランドクラブを殺しました。このカニは、熱帯雨林樹木の種子や落ち葉を食べることで、残物の分解を手助けし、森林構成に影響を及ぼすクリスマス島の森林生態系において、重要な役割を果たしています。アシナガキアリは、また、林床並びに樹冠に生息する様々な節足動物、爬虫類、鳥類、哺乳類を捕食し、その繁殖を邪魔します。クリスマス島の森林樹冠に、樹液を吸うことでダメージを与えるカイガラムシを養い、保護するというアシナガキアリの能力は、驚くべき特性の一つです。しかし、これまでに、クリスマス島の熱帯雨林の少なくとも5%に侵入しており、科学者らは、世界で他のどこにも営巣しないモモグロカツオドリ(Sulaabbotti)のような絶滅の危機に瀕した鳥が、生息地の改変や、アリによる直接の攻撃により、結局は絶滅に追いやられるかもしれないと心配しています。
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カウレルパ (Caulerpa Seaweed:Caulerpa taxifolia)
カウレルパカウレルパは、1984年頃に、たぶんフランスのモナコ水族館の廃棄物を通じて、地中海に入り込みました。地中海にもたらされた種は、もともと熱帯産の海藻ですが、耐寒性を持つクローンとなったと推測されます。より温度の低い水になじみ、北地中海の至る所に広がり、固有の海洋動植物種にとって深刻な脅威となっています。新たなコロニーは、この植物の小さな区分から始まり、気ままなヒッチハイカーとなるので、地中海全体の脅威となっています。どこであれカウレルパが侵入した場所は、多くの生物種が生育する場としての役割を持つ固有の海草を覆い消してしまいます。2000年6月12日、米国サンディエゴ近くの潟で、20メートル×10メートル四方の一群のカウレルパが発見されました。このケースもまた、誰かが魚のタンクを空にしたところに嵐の水が流れ込み、侵入が起こったと考えられます。幸運なことに、この侵入は、早い段階で発見され、根絶の処置が採られました。
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カダヤシ(Wertern Mosquitofish:gambusia affinis)
カダヤシカダヤシは、米国東部及び南部原産の淡水魚で、小さく害が無さそうな魚に見えます。この魚は、蚊を生物学的にコントロールするため、20世紀初頭に導入されて以来、世界中の多くの水路で害魚となっています。蚊の天敵としてはもう効果がないと考えられていますが、何でも捕食するカダヤシは、商業的に価値のある魚の卵や、存在が脅かされている希少な魚や無脊椎動物を食べてしまいます。カダヤシは、一度入り込まれると除去するのは難しいので、その影響を少なくする最良の方法は、それ以上増えないようにコントロールすることです。カダヤシが広がる主な手段の一つである、蚊をコントロールする機関による国際的な放流はいまだに続いているのです。
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ジャワマングース(Smal Indian Mongoose:Herpestes Javanicus(auropunctatus))
ジャワマングース貪欲でその場に応じ何でも食べるジャワマングースは、イランから、インド、ミャンマー、マレー半島地域の原産です。1800年代の後半に、ネズミをコントロールするため、モーリシャス、フィジー、西インド、ハワイに導入されましたが、残念なことに、この生物学的コントロールという初期の試みは悲惨な結果となってしまいました。動きの速い、哺乳動物の捕食者の恐れもなく進化した島固有の動物群の数は、マングースとは噛み合わないものでした。マングースは、数種の土地固有の鳥、爬虫類、両生類の地域的な絶滅の原因となり、希少なアマミノクロウサギ(Pentalagus furnessi)を含む他の種の存在を脅かしています。ジャワマングースはまた、狂犬病を媒介します。
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ストロベリー・グァバ(Strawberry Guava:Psidium cattleianum)
ストロベリー・グァバストロベリー・グァバはブラジル原産で、食用としてフロリダ、ハワイ、熱帯のポリネシア、ノーフォーク島、モーリシャスへ移植されました。この植物は、藪を形成し、熱帯雨林や森林のもともとの植生を変化させます。モーリシャスでは、もともとの植生に破壊的な影響を与え、様々な自然地域が侵されているハワイでは、最悪の有害植物だとされています。ストロベリー・グァバは、その実を食物として野生ブタに与え、種子をまき散らしてもらうことで、利益を得ています。代わりに、一層の生息地荒廃をしやすくすることで、野生ブタが好む状態を提供しています。
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鳥のマラリア(Avizn Malaria:Plasmodium relictum)
鳥のマラリア鳥のマラリアは、移住者が持ち込んだ外国産の鳥に感染してハワイに侵入しました。媒介者がいなければ蔓延しませんでしたが、1826年に帆船の水樽にいた、ネッタイイエカ(Southern house mosquito:Culex quiquefasciatus)が導入されたことによって鳥のマラリアは蔓延してしまいました。ハワイの固有の鳥たちは、島外の鳥たちと違って、鳥のマラリアに対する抵抗力がないので、急速に罹病しています。異なった生態的地位を満たすようさまざまな種、亜種の系統に進化した、ミツドリのような独特の鳥が、この病気や生息地の損失により脅かされています。蚊が媒介した鳥のマラリアは、少なくとも10種類のハワイ固有の鳥類を絶滅させ、それ以上の鳥類が、絶滅のおそれがあります。
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ナイルパーチ(Nile Perch:Lates niloticus)
ナイルパーチナイルパーチは、1954年に、乱獲を原因とする固有種の漁獲量の激減を中和するために、アフリカのビクトリア湖に導入されました。この魚は、他の種を捕食したり、餌の競合を通して、200以上の固有の種を絶滅させました。ナイルパーチの肉は、他の魚よりも油が多いので、とらえたこの魚を乾かすのに、多くの木が燃料として切り倒されています。このために起こる浸食と排水は、流れ出す栄養分の量を増加させ、湖を、アオコとホテイアオイの侵入に無防備な状態にしてしまいます。これらの侵入は、湖での酸素不足をもたらし、多くの魚が死亡する原因となります。ナイルパーチの商業的開発は、地域の男女を伝統的な漁業や水産物の加工の仕事から立ち退かせてしまいます。この導入の影響は遠くまで及び、環境のみならず湖に依存している地域社会も荒廃させてしまいました。
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野生ブタ(Feral Pig:Sus scrofa)
野生ブタ野生ブタは逃げ出したり、野に放たれた家畜です。世界の多くの地域に導入され、野生ブタは穀物、貯蔵物、土地にダメージを与え、レプトスピラ症、口蹄疫といった多くの病気を伝染します。ブタの餌探しは、固有の植物群がある広大な地域を掘り返し、雑草を撒き、遷移と種の構成などの生態学的過程を崩壊させます。ブタは雑食性で、その食物には、陸ガメ・ウミガメの幼体、海鳥、地域固有の爬虫類が含まれています。完全な根絶は、野生ブタを狩り食料としているコミュニティーには受け入れられないという事実があり、この侵入種の管理は難しいのです。
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ホテイアオイ(Water Hyacinth:Eichhornia crassipes)
ホテイアオイこの南アメリカ原産の種は、世界でもっとも害のある水草の一つです。その美しさ、大きな紫色やすみれ色の花は、この水草をポピュラーな池の鑑賞植物としました。今では、5大陸の50カ国以上で見られるようになっています。ホテイアオイは非常に早く成長する植物で、わずか12日位でその数が倍になると知られています。この水草が増えると、水路を塞ぎ、船の交通、水泳、魚釣りを制限してしまいます。ホテイアオイは、日光や酸素が水底や水中植物に届くのを妨げます。固有の水草に対し、ホテイアオイが大増殖し、光を妨げることは、水界生態系の生物学的多様性を劇的に縮小するものです。
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ミコニア(Miconia:Miconia calvescens)
ミコニア南アメリカ原産の背が高い観賞用の樹木、ミコニアは、1937年にタヒチの島にある植物園に導入されました。その大きく赤紫色の葉は、植物園にとっては非常に魅力的でした。果実を食べる鳥により、野生の中へと広まり、今日では、ミコニアは島の半分以上にまで侵入しています。この植物は、表層だけに根を張るため、山滑りを起こしやすいのですが、タヒチ島の非常に広い範囲で優占種となり、森林全域の下の階層の植生を変化させています。科学者たちは、島固有の生物種の数種が、ミコニアによる生息地損失の結果として、存在が脅かされていると推定しています。1960年代に観賞用に導入されたハワイを含め、他の太平洋地域の島々に導入され続けています。この植物は、それ以来、ハワイ諸島の多くの地域で見つかっています。ミコニアは、いまだに、熱帯の鑑賞植物として、売られています。
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ミナミオオガシラヘビ(Brown Tree Snake:Boiga irregularis)
ミナミオオガシラヘビオーストラリア、インドネシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島原産のミナミオオガシラヘビは、1940年代の終わり若しくは1950年代の初めに、軍用飛行機に乗り込み、グアムへやってきたと考えられています。天敵の欠如と餌となる動物が十分にいたことで、ヘビの数は、爆発的に増加しました。1970年代までには、島の全域で見られるようになり、甚大な経済的並びに生態的被害をもたらしました。島全土にわたる停電の主要な原因となっており、時々人を咬み、そればかりか、森林に生息するグアム固有の鳥がほぼ完全な絶滅に瀕していることで悪名高いのです。ミナミオオガシラヘビは、他の熱帯諸島の生物多様性にとって、深刻な脅威となっています。このヘビは、船舶や飛行機の積み荷に、飛行機の車輪の格納庫にでさえも隠れ、ミクロネシア、ハワイ、アメリカ本土、スペインというはるかに遠くの地域に至ることができます。最も危 険な地域とは、非常に多くの人間や商業的交通が行き交う、熱帯の多湿地域です。
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ヤマヒタチオビガイ(Rosy wolfsnail:Euglandia rosea)
ヤマヒタチオビガイ米国南東部原産のヤマヒタチオビガイは、別の外来種であるアフリカマイマイ(Achatina fulica)に対する生物学的コントロールを目的として、1950年代以降、大平洋とインド洋の島々に導入されました。アフリカマイマイは、食用とされるはずでしたが、農業にとっても害虫となってしまいました。仏領ポリネシアでは、動きの速いヤマヒタチオビガイは、あっという間に地域固有の種を排除してしまいました。ヤマヒタチオビガイにより脅かされているグループの一つは、ポリネシアマイマイ科で、このグループは、孤立した谷間で他から別れて進化し、様々な独特の特徴を示しています。ポリネシアマイマイ科の多くの種はすでに絶滅しており、今日では、動物園や世界初のカタツムリ野生保護区にいるのみです。生物学的コントロールの担い手によるこの侵入は、重要な生物多様性の損失の要因となっています。
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