|

▲沖縄県国頭村の沖合を泳ぐジュゴン(パラグライダーから撮影)。撮影・ジュゴンネットワーク沖縄。ジュゴンは、日本では沖縄島東海岸でしか通念の生息が確認されていない。しかしまだ、種の保存法の指定種にはなっていない。
|
大統領府環境委員会は、国家環境政策法に基づく環境アセスメントに責任を持つ組織で、環境問題に関係する連邦機関を調整する権限も持っている。米国の環境アセスメントを日本の領土内で実施する可能性については否定的だったが、普天間基地移設に伴うジュゴンへの影響については連邦政府にも責任があるという考えで、NACS-Jなどが求めている計画段階のアセスメントの必要性にも理解を示してくれた。
国家安全保障委員会は、大統領直属の防衛政策機関で、アジア担当者は沖縄に駐留したことがあり日本語が話せる人だった。普天間基地移設がジュゴンに与える影響については、環境配慮は日本の責任という連邦政府の公式見解を繰り返したが、ジュゴンがおかれている状況には理解を示してくれた。
国務省は、日本の外務省にあたる機関である。世界自然保護会議で勧告が採択された際、国務省の代表が「日本からの要請があれば環境アセスメントに協力する」と宣言したことを実行していただきたいと要請した。会談したのが、海洋保護を担当する部局の人だったので、ジュゴンの保護には理解を示し、国防総省への働きかけを約束してくれた。